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420: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2008/07/08(火) 20:58:24 ID:eAyNuFtT
わたしの夢の実現を応援してくれていたと思っていた彼。
夢とはエッセイストになること。
そのための講座にも通って勉強したし、
出版社への持ち込みもして、努力していた。
そんな私を応援してくれていたとばかり思っていたわたし。

有名なエッセイストと比較しても遜色ないくらいのものは
書けると自負しているし、少なくともタレントあたりが書いた
ものよりはずっと上だと、友達も彼も認めてくれていた。
でも、出版社は冷たいところで、無名な新人など見向きもして
くれない。なんど食い下がっても、編集者と会うことすら
ままならない。

そんなとき、ある出版社が、私のエッセイの持込みを快く
受け入れてくれ、しかも担当の編集者の方がものすごく気に
入ってくれた。ただ、やはり新人と言うことでわたしも出版費用
の一部を負担することで、出版化が実現することになった。

編集者の方も「あなたの本なら、出版費用くらいあっという間に
取り返せますよ」と言ってくれたし、このチャンスはなんとしても
逃したくない、ととりあえず借金をして出版費用にあてることに。

それを聞いた彼は、こともあろうに「絶対にやめとけ」。
わたしの夢が実現することがそんなに不満なんだ。
わたしのほうが有名人になっちゃうのが不愉快なんだ。
心の底から冷めました。