SHI1987A026
8: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/03(水)13:21:33 ID:SFp.aw.jt
愚痴です。あと長文です。

私の家は、有名な宗教な信者だった。(ぼかします。)
幸いそれなりに集まりに行ったりはするけれど、
子供に押し付けるほどではなかった。

自分がその宗教に疑問を持ち始めたのは、携帯を手に入れた
高校生から。

検索すると知恵袋や2ちゃんとかでばんばん悪評が出てくる。
こんなことされました、こんな感じの人たちで関わりたくないです…
みたいなやつがたくさん。

それから自分も疑いの目で見るようになり、不信感が出てきたので
辞めることに。それは意外とすんなりいった。
今はネットがあるから、若者の耳に色んな噂が入ってしまうのは
しょうがない。それに流されてしまうのもしょうがない。
親戚は多少難色はあったけど、親は反対しなかった。

私は交際する人たちに必ずしも宗派は言わなかった。
高校までで痛い目を散々見たし。
社会人になってから結婚を意識する人には伝えた。
みんな去っていったが仕方ないと諦めた。

ある時知り合った人だけは違った。親が某宗教の信者であるが、
自分は違うこと。親はその点に寛容であることなどは伝えた。
そうすると自分はそんなの気にしないよ、と言ってくれた。

親にも会わせたが、当然親も宗教の話を一切しなかったし、
宗教に関連するものがある部屋に通すこともしなかった。
とにかく宗教を匂わせることはしなかった。

親も一般の人と結婚することに理解をしてくれていたし、
子供の幸せが大事だと嫌われそうな要素は隠してくれた。

彼もそれに安心したのか、それから5年位交際が続いた。
それは私が彼の不安をできるだけ取り除こうとじっくり時間をかけた。
自分を理解してくれて、大好きな人と結婚できるなら
いつになっても良いと思っていたから。

相手の親御さんともそれなりに良い関係を築いていたし、
理解も得ていたはずだった。

具体的に結婚の話が進み始めた時に、相手とそのご両親から
結婚の話はなかったことにして欲しいと言われた。
理由を聞くと、
その宗派の会合がある建物に私の両親が入っていくのを見た。
最初は気にしないと思っていたが、実際目の当たりにすると
異様に感じた。

縁続きなるということは、いくら親や当人同士で納得があった
としても周囲からの障害もあるかもしれない。
あなたで三代目で、お母さんの家系はみんな入ってるらしいじゃないか。
ちょっとやっていくのは難しい。
つらい決断だった、分かって欲しいと言われた。

彼は黙っていた。
なにか言ってくれと言ったら、本当は親が信者であることを
知ったときから悩んでいた。
でもその場で別れを告げたら、人権として認められている宗教の自由を
自分は否定することになる。差別主義者にはなりたくなかった。

だからその場は理解をした風でいたが、今になって
一度きりの人生だから悔いが残りたくない。
もしかしたら茨の道になるかもしれないのに、その道を進めない。
本当に申し訳ない、と。