某和食ファミレスで、彼女と共通の友人達と食事してた
彼女はネギトロ"丼"御膳を頼んだんだけど、店員のオーダーミスかなんかでネギトロ"巻"御膳がきた
ネギトロ系を頼んだのは彼女だけだったので、もちろん「あれ？ネギトロ巻？頼んだ？」「いや、頼んでないよね？丼の方じゃない？」となった

店員は「違いましたか？申し訳ございません！今すぐ取り替えますので、もう少々お待ちください！」と
そしたら彼女「いや、いいですいいです。具材あんま変わりませんから！」と言い出し
俺らも店員も「え？いいの？」状態

そして、ネギトロ巻を一口食べて、ポロポロ泣き出す彼女
一同「どうしたの！？」とオロオロ状態
彼女「だって、ネギトロ丼って頼んだのに、ネギトロ巻がきたんだもぉん」
俺「えっ、さっきいいですって言ったじゃん！」
彼女「よくない！よくないよ！全然違うじゃん！」大泣き
俺「じゃあなんでいいですって言ったの？」
友人「そうだよ。店員さんすぐに取り替えるって言ってくれたのに」
彼女「だって、ミスしたってわかったら、あの店員さんが怒られちゃうかもしれないし」
　　「作り直したらごはん来るの遅くて、みんなにも迷惑かけちゃうと思って」

ここでさっきの店員がきて、間違えてしまったこちらに非があるのでって事で、ネギトロ丼をサービスで持ってきてくれた
(しかも食後には軽いデザートまで人数分サービスしてくれた)
その瞬間泣き止み、満面の笑でネギトロ丼を頬張る彼女
その一部始終になんか冷めた

保険証の裏に臓器提供の意思を記入する欄があると思うんだけど、彼女がそれの全提供に丸をつけてた。

まずそれを記入してる人を見たのも初めてだったし、驚いて全部提供するの？ﾀﾋんですぐ体切り刻まれるんだよ？と聞いたら
別にﾀﾋんだあとだからいいじゃーんと軽く言われた。

彼女は当時まだ20そこそこの若い女セイで、小さな火傷の跡が残ったくらいでぶーぶー言うような子だったから本当にびっくりした。そして同時に冷めた。

冷めた理由はよく分からないし、すごく理不尽だけど冷めてしまった。