PPC_kuroiedatomidorinoha_TP_V
624: 名無しさん@おーぷん 2017/12/07(木)09:55:55 ID:qNj
人からしたら大した修羅場ではないのだろうけど、
個人的にはタヒにかけたので修羅場。

私はアナフィラキシー持ちなんだけれど、
学生時代に突然発症。
最近はアレルギーというのがメジャーになって、
アレルゲンの無い食べ物とか、
飲食店のメニューにもアレルゲン表示されるようになったけれど、
とにかく私のときはそんなのがなく、
アレルギーっていうのもあまりなかった。
ド田舎だったので、花粉症すらもいなかった。
(花粉症になったら一巻の終わりみたいな田舎)

その日は普通に部活をしていて、
校内周辺をランニングしていた。
途中、なんだか指の間に痒みを感じたのだけど、
血行が良くなっただけなのかもと気にもせず走っていた。
ランニングが終わった後、
小休憩があった時に先輩に「ちょっと顔がヤバイよ!」と言われた。
確かに気持ちが悪くて、今にも吐きそうだった。
先輩に顔が腫れてる、顔色が悪い、
唇が倍くらいに腫れ上がってると言われ、
先生を呼んでくるから木陰で休んでろと言われた。
もうその時には吐き気がすごくて、
視界も狭くて黒いフィルターがかかってる感じ。



この時に知ったけれど、
意識不明になるのって本人的には眠くなるんだよね。
「あーダメだ眠い。寝よう」っていうのが我慢できなくて、
自然と瞼が落ちる感じ。
私は嘔吐をしながら寝た。

その後は先生数人に担架で運ばれ、保健室へ。
本当に当時は先生たちもアレルギーの知識もなかったし、
持病があるタイプでもなかったから先生たちもてんてこ舞い。
どうするかってなった時、
生徒の一大事を知らされて様子を見に来た教頭先生が、
私の顔を見た瞬間「救急車を早く呼びなさい」と叫んだらしい。
その時、私は運悪く喉の腔内まで腫れ上がっていて、
先生たちが対応に追われている中、
静かに呼吸が止まっていたらしい。

教頭先生が私の顎を上げて、
なんとか気道を確保しようとして、
わずかに呼吸を確認している間に救急車が到着。
なんとなく親が来たのも分かったし、
救急隊員の人に声をかけられているも聞こえていた。
病院で点滴をしたら、
あっという間に意識を取り戻して回復をしたから大したことなかったのかも。

けれど医者にはアナフィラキシーショックと診断され、
学校給食で一週間牛乳は飲まないで下さい、
あと血液検査結果が出るまで運動はしないでくださいと言われた。
その日は突然の入院だったので入院食もなく、
一晩点滴で過ごしたんだけれど心配で親が見舞いに来た時に
目の前でモスバーガーを食べらた時も合わせてセットで修羅場w
もうお腹の中空っぽだから、すごく親が恨めしかったよ。

そして一週間後の血液検査結果でアレルゲンが分かったんだけれど、
医者に
「あと15分遅れていたら、助からなかった。
 教頭先生の迅速な対応に感謝してください」
と言われたのが本当に修羅場だった。